クライングフリーマン一気読み
うーんどうしよう……なんて書こう……。
「おやおやどうやら日記ネタにお困りのようで」
あははは違うよ背後霊クン。
飼い主はんが困ってるのはね、親戚から来た年賀状の返信に書く言葉なのさッ!!
「ん?……まあいいか。
親戚からなら『今年もよろしくおねがいします』みたいな当たり障りないこと書きゃいいじゃないっすか」
普通ならそうなんだけど、飼い主はんがセブンイレブンで買ってきたこの年賀状には
「よろしくおねがいします」はすでに印刷されてたのだーッ!!
「え?……はあ……。
それじゃ『年賀状 文例』と検索してみたらどうっすか?」
は、背後霊クン!!そ、その案、最高だねッ!!
早速、検索して素敵な文例を探すぞッ!!
「さっきからなんすか背後霊君の君をカタカナにしたり、語尾の小さい『っ』カタカナにしたり。
令和になったのに昭和の劇画か」
す、すまん背後霊クン、さっきまで小池一夫の劇画を読んでいたんだッ。だからもう語尾をカタカナすることを身体が覚えちゃったのさッ。
劇画の真髄とは、語尾をカタカナにすることと見たりッ!!
「早よ年賀状書けや」