飼い主はんと背後霊君

~これは飼い主はんと背後霊君の青春群像ドラマなのである~

父が倒れたらしい。

年末に風邪気味だったとは聞いていたが、いまだに下痢と発汗に襲われており、

今朝トイレに立った時に倒れたのだと。

母がすぐに救急車を呼んで入院することになったのだが、

詳しい検査は担当の医師が来る連休明けまでできないので、

それまでは点滴と水分補給で様子を見るらしい。

父は普通に意識があり、電話の母も泣き声ではなかったので、そこまで深刻な状況ではないはず。

体調悪くて食が細っているのに下痢が続いたせいで脱水症状を起こしているのだろうという医師の見立て通りなら、

点滴を打っていれば回復するのではと俺も楽観的に見ている。

しかし父ももう80歳。人生100年時代と言われながら、70代で亡くなる方も普通にいるわけだから、

いつ何時、何が起こってもおかしくないという心構えは、常にしておかなければいけないのかもしれない。

とりあえず父に励ましのメールを送ったが、心身に負担かけるわけにはいかないので、

返信はいらないからその分ゆっくり休んでと書いておいた。

 

しかしその後、忠告を無視した父から返信が来て、再び来た母からの電話も涙声ではなかったので、

やはり今日のところは楽観的に見ることにする。